「家族への整体」
父が84歳になり、もの忘れがスケールアップしてきた。先日実家に帰り、父の肩をしっかりとほぐしてあげた。父は「最高に気持ちいい!やってもらった後は一週間以上ずっと肩が軽いよ!」と喜んでいた。次は父と交代に母の腰をほぐし足をもんでいると、父が顔をしかめながら「おかあちゃんやった後、ワシもしてくれへんか。肩がガチガチで岩乗ってるみたいに重い。。」と。微笑む母の腰をもみながら、「さっきしっかり肩ほぐしたけど、まだ重いか?」と尋ねると父は肩に手を当て「ホンマや肩軽いわあ~!お前はワシの肩を触らんと口だけで治すんやな。すごいね~!」と喜んでいた。
また別の日、父から膝が痛いからと実家に呼び出され、痛がる膝を丁寧に施術してあげた。無事、痛みが消えて喜んだ父から「すごいね~ やるっ!とは聞いてたけど!」と感謝され、その後みんなで母の手料理を楽しんだ。食事のあと、膝に痛みはないかと確認すると、「ひざ?別に膝なんか痛いと思った事はない。お前蹴ったろか(笑)」と言われた。痛みを忘れたのはいい事だとみんなで笑った。歳を重ねると喜びも笑いも変わるんだなと思いつつ、自分もこんな風になるのかと思い微笑んだ。
スタッフ ミヤガワ
スタッフ ミヤガワ
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